この間、『ランド・オブ・ザ・デッド』の感想を書いたので、ゾンビつながりで今度は『ドーン・オブ・ザ・デッド』の感想を書きます。
『ドーン・オブ・ザ・デッド』は、古いゾンビ映画のリメイク作品で、良くも悪くもゾンビ映画という感じです。ただ、ある一転においてのみ新鮮さを感じました。それは・・・
ゾンビが全速力で走ってくる!?
という部分でした。
私が今まで見た限り、ゾンビ映画におけるゾンビの基本行動パターンというのは決まっていると思っていました。大体次の4点だと思います。
1、のろのろと動く。
2、生者に襲い掛かる。
3、頭を破壊されると行動を停止する。
4、ゾンビに殺されたものはゾンビになる。
『ドーン・オブ・ザ・デッド』では、1の基本行動パターンが違います。のろのろと動くのではなく、獲物を狩る肉食獣のように全速力で向かってくるのです。
この走って襲い掛かるというゾンビの行動パターンは、今まで見た映画の中で、生理的にも精神的にも恐怖でした。私は、ホラー映画を見ると1週間近く、内容を思い出してはビクビクしているのですが、この映画は、それが非常に長かった。つまり・・・
非常に恐かった!
という事です。
場面の見せ方も私に恐怖を与えてくれました。主人公たちは、デパートに逃げ込んでそこで助けを待つのですが、そのデパートに行くまでの場面の見せ方が恐すぎるんです。
日常と言うものがあります。私たちが、日々の生活を営んでいく日常です。そんな日常にあった主人公たちが何の前触れもなく惨劇の中に放り出される。澄み切った青い空の下で起こった惨劇は妙にリアルに感じてしまいトラウマになりそうでした。
最後に、私がこの映画に恐怖を感じた最後の点は、「希望がなかった」ということでしょう。その意味は、実際に見てお確かめください。